リフォームを成功させるためのポイントで最も重要なことは、現在を見るのではなくて少し先の将来を見据えて設計する事です。今の家族年齢や家族構成が3年後、5年後にはどうなっているかを良く考えて、リフォームした後の生活をイメージする事が必要です。

高齢の親と別居しているなら同居する事になるかもしれません。そうなればバリアフリーにしておくことが必要です。大学生の子供がいれば就職して家を出ていくかもしれません。家族構成が変わっても、生活する上でそんなに変化のないキッチンや水回り、壁やインテリア関連は現状に即したデザイン設計でも構いませんが、間取りや部屋の中の仕切りなど、年齢層によっては普段の生活に差しさわりがでてくる場合もあるので注意が必要です。そうでないと、後でもう一度し直さなければならなくなる場合も想定されてしまいます。また、キッチンなどは、その場所を最もよく利用する人の意見を十分に取り入れることが大切です。

いつも、長く使うのだから見た目の美しさも大切ですが使いやすさを最優先とした設計を心掛けるべきです。最新の設備などの情報も収集して、照明はLEDにするとか、太陽光発電システムを導入するなど環境にも配慮して、光熱費など毎月の出費を将来的に抑える事のできるシステムを導入する良いチャンスでもあります。スペースによっては今使用しているものを買い替えなければならないケースもありますので、その辺りの計算も忘れてはならないポイントです。